内装工事が終盤に差しかかってきた頃の事。お店の顔ともいえる入り口のアルミサッシ。経年劣化により、塗装は剥がれ、開閉もし辛い。内装屋さんには新装を勧められました。しかし、昔ながらのガラスの形や、ここで何十年も雨風にさらされてきたサッシちゃんを何とか蘇らせたいと塗装を決意!まさかあんなにも大変な工程だとは知る由もなく。。。
①枠から扉(計8枚)と窓(こちらも計8枚)を外し、汚れを洗い流していきました。この扉が重いの何のって!しかも8枚も!水分を拭き取り、基礎の枠や、扉枠、窓枠部分をサンドペーパーで研磨していきました。(# 240で研磨しました)古傷を付ける事により、塗料が剥がれにくくなるそう。(by YouTubeで予習)施錠するためのロック部分の金具も錆びていたので取り外し、錆を落とし塗装しました。お酢をお湯で薄めたものに浸しておくと面白いくらい錆が落ちていきました。
②塗料を塗らない部分にマスキングテープを貼っていき養生します。この作業で塗装の良し悪しが決まる!との事ですので、ゴムパッキンや枠の溝、ガラスにマステや養生シートを慎重に貼っていきました。と言っても計16枚の扉や窓、枠を養生していくのは果てしなく、何度も心が折れそうになりました。
③ここからやっと塗料を塗っていきます。アルミサッシを何色に塗ろうか悩みに悩んだ末、お店の内装のコンセプトの一つである昔の小学校の雰囲気にぴったりのアイボリーに決定!
水性塗料は塗りやすいけど剥がれやすい。油性塗料は塗りにくいが剥がれにくいというどっかで聞いた微かな記憶を信じ、油性塗料を選択し、2度塗りしました。水性塗料ほど伸びがなく、確かに塗りにくい!しかも片付け大変!2度目に塗る際は1度目に使ったローラーや刷毛はカッチカチになって使えませんでした。。。微かな記憶を信じてはいけませんね。Tシャツ2枚駄目になりました。3枚目は裏表逆にして着ました。シャツの裏についても表にしちゃえば気にならないからねー。成長です。
④か塗料が乾いたら、養生していたテープを剥がしていきました。テープと塗装した部分の境目にカッターナイフで軽く切れ込みを入れ、剥がしていくと塗料が一緒に剥がれるのを防げるそうです。(by YouTube 塗装動画)これまでの疲労が一気に吹き飛ぶ瞬間、それが「マステ剥がし」なり!!
⑤素人の我々の養生ではテープの隙間から塗料がはみ出ている箇所がちょこちょこあったので、綿棒にペイントうすめ液を付け、トントン叩いてはみ出た部分を消していきました。
⑥扉の開閉をスムーズにする為、古くなっていた滑車を手にホームセンターへ。同じくらいの大きさの滑車を購入し取り付けました。とってもスムーズ!しばらく意味もなく開閉を繰り返してました。
⑦扉や窓を元の位置へ。迷子にならないように、外す時にマステに番号や右や左などどこの扉や窓なのか分かるようにしておくといいと思います。
⑧完成!そして終了ー!
自分たちでアルミサッシを塗装してみた感想は、サッシに半端ない愛着が湧き、窓拭きの際は軽く話しかけてます。次は何色にしようか。
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